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執筆者の写真大樹 萩原

格安キャリアを分析する~Ymobile編~

更新日:2020年6月29日

格安キャリアをもし自分が安く済ませて使うとした際に必要とするであろう情報のみに的を絞ってそれぞれの強みを分析していく記事の2つめの記事となります。基本的に前の記事で取り上げたUQmobileとYmobileは立場的に共通する部分が多いためサービス内容は似通ったものとなっています。しかし細かい部分でそれぞれ強みは違いますので参考にして頂ければ幸いです。

料金体系

※1 2020年7月1日からスマートフォンプランMの月間データ量が9GB→10GBに増量


YmobileのプランのUQmobileとの違いは

  • 10分かけ放題込み

  • 最安値で利用できる期間は半年間のみ

  • SoftBank光かSoftBankAirを利用しているなら単身乗り換えでも最安値の実現が可能

  • データくりこしなし

この4つが大きく違うところとなります。この部分のみ注目するとUQmobileが良く見えてきますが、差別化が図れる最大の違いはこの記事を見て頂いている方が

  • PayPayを利用しているか否か

で大きく変わってきます。

PayPay利用時のメリット

Ymobileユーザーに対するPayPayモール利用の際の還元が2020年7月1日から変更となるので、この記事では7月以降の還元を前提として話を進めます。変更点につきましては上部にリンクを貼っておきますので既存ユーザーの方はご確認ください。

大きな変更点はPayPayモール利用時

  • Yahooプレミアム会員の還元4%→2%へ

  • PayPayモール利用時誰でも最大4%相当還元→2%相当還元へ

上記の2点が変更になり、その分がSoftBankかYmobileユーザーへ最大4%相当還元へ変更となるようです。これによって今までよりPayPayユーザーがYmobile及びSoftBankを選んで利用する事に付加価値がつくことになるでしょう。元々バーコード決済としてPayPayをインストールした事があったり、利用した事がある方は多いはずです。2020年9月からはマイナポイント事業も期間限定で始まるのでこの機会にPayPayを基軸に据えてバーコード決済を利用しようという方ならYmobileを選ぶ事でのメリットが大きくなると思います。

Ymobile通信費をPayPayで支払う

この点もYmobileを選ぶ大きな理由の1つになると個人的に考えています。今のところグループ会社のサービスを活用して通信費に充当出来る会社は多くなく、積極的に活用したくなりますがいくつかの条件がありますので詳しくは上記のリンクを確認してください。要点としては

対象となる部分

基本料、パケット料、通話料、通信料、オプション料 

対象外

機種代金、国際通話・国際データ通信料(SMS 、国際ショートメール含む)、コンテンツ情報料、ソフトバンク/ワイモバイルまとめて支払い、ユニバーサルサービス料、契約解除料、ソフトバンク光、ソフトバンクでんき、請求書発行手数料、消費税など

  • お支払いする金額が対象料金のご請求金額を超えた場合、超過分は翌月のご請求額に繰り越して適用されます。繰り越しの有無は、 My Y!mobile 等から請求明細でご確認ください。

となっており、充当し過ぎても無駄にならないようになっています。上限は10000円までとなっていますが、出費がかさむ際の選択肢として日ごろからPayPayを使う理由になり得る便利なサービスです。


通信品質

Ymobileの通信品質についてはSoftBankグループであるため完全に対応エリアが一緒です。今SoftBankをお使いの方で通信が出来ている方なら問題なく利用可能です。他社利用の方は上記リンク先で対応エリアを調べることが出来ますので事前にご確認ください。

サポート体制

Ymobileは設立時からSoftBankグループの一員として設立されたためいち早くSoftBankショップがYmobileショップとしての役割も兼ねるようになり、アフターサービスまで行える店舗網は格安キャリアとしては日本有数のキャリアです。もし気になる方がいらっしゃいましたら上記リンクからお近くの店舗を探してみてください。

端末保証

携帯キャリアを変更する際に大事な事の1つに端末保証の面だという方は多いはずですので調べてきました。詳しい内容は上記リンクに記載がありますのでご確認ください。

・他社端末(iphone、android、SIMフリー問わず)

故障安心パックライト 月500円

USIM単体契約時のみ加入となっている中途補償になっており、2つのサービスを利用できます。サービスの中心になる取り替えサービスを利用するかYmobileで機種変更すると自動的にサービスが終了するのでお気をつけください。いずれの場合もデータのバックアップはユーザー自身で行う必要があります。

  1. 取り替えサービス

お手持ちの端末が故障してしまった際にYmobileショップ店頭に相談しに行くことで、店頭の在庫の中から指定機種に割安な価格で機種変更することが可能となっています。機種の一覧は時期により変更されるようですので、必ずYmobileのホームページで最新の状況を確認してから利用してください。一見すると手軽に利用できるサービスのように思えますが注意すべき点もあります。その点は

  • ハイスペックスマホが指定機種にない

点です。iphoneはYmobileで取り扱いのあるiphoneシリーズまでとなりますし、AndroidもYmobileのラインナップの中からの選択となるためハイスペック機種はありません。加入する際はこの点を認識した上で加入しましょう。

  2.紛失ケータイ捜索サービス

お使いの端末が盗難や紛失にあってしまった際に、Ymobileホームページ上で確認したりカスタマーセンターに連絡する事で調べてもらうことができます。

・Ymobile端末(Android)

故障安心パックプラス 月690円

Ymobileで端末購入時のみ加入できる端末補償サービスとなります。端末故障はもちろん、盗難紛失時も割引価格で端末購入する事が出来るようなのでYmobile加入時に端末も同時契約する際は検討しても良いかもしれません。ただしデータのバックアップはユーザー自身で行う必要がありますのでご理解の上加入してください。

・Ymobile端末(iphone)

AppleCare+ for iPhone iphone7,6S 月678円(最終回のみ686円)

Ymobileでiphoneを購入時のみ加入できる補償延長サービスとなります。破損、水没時の修理対応時2年間で2回まで会員価格で修理、交換を行ってもらえます。費用については

  • 破損のみ 3400円+税

  • 水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円

となります。YmobileのAppleCareについては盗難紛失オプションは提供がございません。2年間で2回の補償終了後や盗難紛失は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。

その他のオプション 

テザリングオプション 無料

Ymobileは余ったデータ量を繰り越しすることが現状できないので勿体ないと感じた方は利用するメリットが出てくるだけでなく、モバイルルーターを忘れたときなどは無料ならば気軽に利用できるので有難いオプションです。

あんしんフィルターfor Ymobile 無料 

大手キャリアのグループ会社のため共同開発の統一規格であるあんしんフィルターを大手キャリアと全く同内容で利用できます。お子様だけ大手キャリアでフィルタリングを・・・等と考えなくても良いのはメリットになり得ると思います。

ソフトバンクwi-fiスポット 無料

この点はデータくりこしが無くても代わりになる部分です。街の様々な場所に設置されているwi-fiスポットを活用することで月間データ量の節約になるだけでなく、アップデート等の大容量を必要とする通信を外でもしやすくなりますね。 



いかがでしたでしょうか?UQmobileと立場は似ていますが明確に差別化を図れており、特にPayPayを積極的に活用していくならばイチオシの格安キャリアだと思います。この記事が目にとまった方の参考になればなによりです。最後までお読みいただきありがとうございました。




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