今までの記事で現状における主要な格安キャリアについて1通り取り上げました。今回の記事では支払い方法にスポットをあててまとめてみました。
支払い方法について
格安キャリアにおける支払い方法は基本的にはクレジットカード払いを中心に据える事業者が多いです。しかし様々な事情でクレジットカードを所持していなかったり所持していても利用せずに手続きしたいという需要は潜在的には少なくないと思います。今回は主要な事業者の支払い方法について調べました。
クレジット払い・口座振替一覧表
口座振替の欄が○になっているのは契約時から純粋に口座振替の選択が可能な事業者です。UQとYmobileは格安キャリアとしては高品質なのですが純粋に価格だけで見ると高めの価格設定のため躊躇してしまう方も多いと思いますが、支払い方法の部分に着目すると契約と同時に口座振替の設定が行えるので最も楽です。
続いて×になっている事業者は現状例外なくクレジットカードのみの申し込みとなる事業者です。人件費の削減、取りっぱぐれないようにしたいなどの思惑があるかと思われます。
最後に△になっている事業者は各々条件が違いますが、一定条件のもとクレジットカード以外の支払い方法を選択可能にしているある程度融通をきかせた事業者です。それぞれ条件が異なるため1社ずつ取り上げていきます。
mineo eo光を契約中でかつ支払い方法を口座振替にしていればeo光側にまとめることが可能
LIBMO @TCOMを契約中でかつ支払い方法を口座振替にしていれば@TCOM側にまとめることが可能
QTmobile BBIQを契約中でかつ支払い方法を口座振替にしていればBBIQ側にまとめることが可能
J:COM MOBILE J:COMを契約中でかつ支払い方法を口座振替にしていればJ:COM側にまとめることが可能
この4社はグループ内で固定回線事業を手掛けておりそちら側にまとめる手続きをとることで口座振替の設定が可能な事業者です。ただし別途固定契約の費用や契約期間に拘束されることとなるのですでに利用している方なら選択肢として有力な候補にあがることになると思います。
OCNモバイルONE 契約時店頭申込・WEB申込・エントリーパッケージの購入ではなくカスタマーセンターへの電話相談で口座振替を申し出て契約する
OCNモバイルONEは面倒な方法を経由することで現状口座振替の設定が可能になるようです。つながりにくいカスタマーセンターへ電話しないといけないうえに、手続きに通常より時間もかかるので気が長い方でないとあえて選ぶ理由はないと思います。
LinksMate LinksPoint払いという選択肢がありLinksPointを購入時にコンビニ払い・口座振替の選択が可能。ただし手数料として1万円未満のポイント購入時手数料300円・1万円以上のポイント購入の際は金額の3%(端数切り上げ)が発生する
LinksMateは自社内ポイントを現金で購入してもらった上でそのポイントを充当する形で支払いが可能な事業者です。手数料が高めなのでよほどの事がないと選択する必要はないと思います。番外編として
Ymobile PayPay残高を基本利用料・通話料・オプション料に充当可能(機種代金・コンテンツ情報量・キャリア決済・ユニバーサルサービス料・契約解除料・ソフトバンク光・ソフトバンクでんき・請求書発行手数料・消費税はNG)※PayPayと紐づけた電話番号の請求分のみに充当となる
LINE MOBILE LINEポイントを基本料金とユニバーサルサービス料に充当可能(この2つ以外はNG)
ソフトバンクグループは自社内で有力なコンテンツを有しているため、そちらを活用して充当することが可能な事業者となっています。品質面もYmobileは高水準のサービスを提供できていますし、2020年の秋から期間限定でマイナポイントが始まるのでそちらとの連携も視野に入れやすいため秋口からは最も盛り上がる事業者だといえます。
いかがでしたでしょうか?クレジットカードの支払いが基本となる格安キャリアですが、どうしても口座振替にされたいという要望は耳にするので潜在的な需要があると思いまとめてみました。この記事が検討の際の参考になれば幸いです。
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