今回の記事ではOCNモバイルONEについて分析していきます。ドコモ回線を利用している事業者のなかでも通信速度の安定性がずば抜けて高い特徴があります。
料金体系
主契約のデータ容量をSIMを追加することで共有も可能です。料金は音声通話SIMが月1000円、SMS付データSIMは520円、データSIMは400円です。容量シェア契約にはOCN光モバイル割は適用外となっているので注意が必要です。
通信品質
NTTグループの一員のため他事業者と比べてdocomo回線のみながら通信速度は優遇されています。さすがに混雑時は速度の低下は避けられないはずですが、他の事業者よりもそれでも速いはずです。
サポート体制
残念ながらOCNモバイルONEは現状契約時のみ対応可能な拠点しか存在せず、何かトラブルにあったり相談をしたい際はWEBかカスタマーセンターへの電話相談のみとなっています。独立事業者とは違い同じNTTグループのため先々変わる余地を残しているといえますが今はユーザー自身で動く必要があります。
端末補償
OCNモバイルONE独自の保証は1つだけとなっており、加入条件も音声通話SIM契約者本人のみとなっているので注意してください。
あんしん補償 月500円
かなり癖が強い補償となっているため加入の際は上記リンクから必ず内容を確認して頂きたいのですが、要点をまとめると
音声通話SIM契約者のみ加入可能
Androidもしくはios端末のみ(最新のHuawei端末などがNG)
国内正規品かつ国内で修理可能な端末のみ
申込時から90日以内に契約者の音声通話SIMを挿入して利用した履歴が確認できる端末が加入可能
他キャリア端末でもOK
事前に故障、破損、水没、非正規業者経由の修理の痕跡がある端末はNG
1年間に2回まで対応可能、修理の場合1回の上限額50000円まで。超過分は実費請求
修理が出来ない場合は交換対応となり1回目4000円、2回目8000円。代替品はAndroidのみ
サービス利用時、利用端末の購入を証明するレシートや保証書の提示が必須。さらにトラブル発生後10日以内に連絡しないとサービス利用不可。
代用機の貸し出しが一切ないため、サービス利用時は自身で代用品を調達する必要がある
データのバックアップはユーザー自身で行う必要がある
期間の目安は修理が端末到着後約2週間、交換対応が約1週間
この点は理解の上加入をして頂いたほうが良い補償となっています。そのためiphone(SIMフリー)などは購入時にapplecare+に加入した方が安心してご利用いただけると思います。applecare+はSIMフリーiPhoneをapplestore経由で購入と同時かもしくは購入後30日以内に
applestoreへ持ち込み所定の検査をパスする
onlineで所定の検査をパスする
テクニカルサポートに相談して検査をパスする
事で2年分の費用をまとめて払う一括契約で加入出来ます。勿体ないということで加入せず30日経過した方は残念ながらお手元の端末では加入出来ませんが、加入した方ならキャリアを渡り歩いても補償は2年経つまで残ります。
破損、水没時の修理対応については
破損のみ 3400円+税
水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円
の費用で対応してもらえます。別途盗難紛失OPも加入することで盗難紛失時に見つからない場合は
iphoneを探すの設定を盗難紛失前から常に有効にしておくこと
盗難及び紛失中の端末がユーザーのApple IDと関連付けてあること
上記の点を満たしていれば11800円+税でリフレッシュ品を送ってもらえます。applecare+全体を通しての注意点は
補償購入後2年のみで再延長はなし
修理、盗難紛失時の補償込みで2年間で2回まで
となります。補償終了後は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。
その他無料オプション
カウントフリー、MUSICカウントフリー
申込が必要ですが、特にMUSICカウントフリーが国内で人気の音源定額配信サービスを中心に含めており対象のサービスを利用中は容量を気にせず通信が出来るのが魅力的なサービスといえます。詳しくは上記のリンクをご確認ください。
いかがでしたでしょうか?他の事業者と違い、docomoに非常に近い会社のため独特な面も目立つ内容でしたが、経営の安定性はありますし回線の安定性は他のdocomo回線利用事業者の追随を許さないものがあります。auにおけるUQ、SBにおけるYモバイルに近い存在なので先々大規模なリニューアルや吸収合併などがあってもおかしくないので要注目な会社です。検討の際の参考にこの記事がなれば幸いです。
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