今回の記事はmineoについて紐解いていきたいと思います。充実したユーザー同士のコミュニティを活かした無料のオプションが特徴的な事業者です。
料金体系
基本プラン
エココース
お試しコース 月0.2GB
基本料金割引
エココースが他社にない考え方のプランのため補足で説明します。基本プランより50円~450円値引されている代わりに月曜日から金曜日の
7:30~8:30
12:00~13:00
18:00~19:00
が常時速度制限と同じ状態になります。この時間帯の速度及び容量超過による速度制限時の速度は200kbpsということでかなり遅めであり、さらに注意点としてmineoスイッチアプリで容量消費なしの200kbps設定にしておかないと上記時間帯の半強制の200kbps時の通信も月極の容量を消費してしまう仕様のようです。利用する方はお気をつけください。ちなみにmineoスイッチ利用時の容量を消費しない通信速度200kbpsを500kbpsまで増速できるパケット放題なるサービスも用意されているようです。毎月350円発生してしまうので無理なくなるべく安く快適にという趣旨にそぐわないため詳しくはホームページで確認してください。リンクは下記に貼っておきます。一応2020年6月1日~8月2日まで最大7ヵ月間80円引されるキャンペーンは実施中のようです。
通信品質
mineoは格安キャリアとしては珍しく大手3キャリアの回線をすべて選べるようにしてあるのが特徴です。auとSB系の回線は借りる事業者が多くないため相対的にDoCoMo回線より通信速度が速いと思いますが、au回線は3日間で6GBを超過して利用すると制限が適用されてしまうので大容量プランの方は注意してください。DoCoMo回線は卸してもらう事業者が多いのと母体のDoCoMoユーザーが3キャリアの中で一番多いため混雑時は通信速度に不満を感じることが多いかもしれません。
サポート体制
mineoは独立した事業者としては珍しく自社ブランドの実店舗を構えていますが人口の多い都市部店舗中心で多くはありません。
・渋谷 ・秋葉原 ・名古屋 ・大阪 ・なんば ・ららぽーと和泉 ・神戸
・岡山 ・広島 ・福岡 ・那覇
2020年6月16日現在11店舗のようです。家電量販店は契約時のみ取扱いという点は他の事業者と変わらず基本はWEBもしくは電話での問い合わせや相談になる事業者だと思います。
端末保証
キャリアを変更する際に最安値で済ませるためには現在ご利用の端末を引き続き使用することが条件になってきますが、トラブル時の対応が心配になってくると思います。mineoのアフターサービスがどうなっているか調べてみました。
Android(他キャリア端末、SIMフリー)、iPhone(他キャリア端末)
持込み端末安心保証サービス 月500円
対象端末一覧
mineoが指定した対象端末を利用中の方がSIM単体の契約時のみ加入可能な追加保証となります。盗難紛失は対象外のようです。メリットは故障発生時に他キャリア端末の場合は交換対応、SIMフリーモデルは交換or修理対応を受け持ってもらえます。費用については交換時は年2回までで1回目5000円2回目8000円です。修理時は年2回まで上限4万円まで負担なしで4万超過時のみ実費請求です。代用機貸出も行っていますが1回3000円の利用料と返却忘れで追加負担が発生するリスクがあるのとデータのバックアップや復元はユーザー自身で行う必要があるので借りる際はご注意ください。
Android(mineo端末)
mineo端末安心保証 月500円
mineoで端末購入時のみ同時加入が可能な延長保証となります。端末トラブルの際の交換対応のみとなり、盗難紛失に対応はしていないようです。交換は年2回まで利用可能で1回目5000円2回目8000円で利用出来ます。データのバックアップはユーザー自身で行う必要があります。保証期間は契約後5年間となっており、5年経過後は自動解約となるのでご理解の上契約してください。
iPhone(mineo端末)
mineo端末安心保証 for iPhone 月500円~1000円
mineoは中古品やリファビッシュ品を中心にiPhoneを取り扱っていますが、これらの製品にapplecare+を適用させる事は出来ないためmineoが独自に用意した保証となり購入時のみ加入可能な追加保証となります。基本は交換対応のみのようです。盗難紛失は非対応です。データのバックアップはユーザー自身で行う必要がありますし、Androidの時よりも基準が厳しく年1回のみ利用可能で費用も11000円~13000円と高めなのでご理解のうえで利用してください。代用機の貸出はAndroidとは違い行ってないです。
iPhone(SIMフリーモデル)
applecare+ for iPhone
SIMフリーモデルは先に取りあげた持込み端末安心保証サービスに加入も可能ですが、せっかくSIMフリーのiPhoneを購入されるのであればapplecare+に加入する方がおススメです。applecare+は購入と同時かもしくは購入後30日以内に
applestoreへ持ち込み所定の検査をパスする
onlineで所定の検査をパスする
テクニカルサポートに相談して検査をパスする
事で2年分の費用をまとめて払う一括契約で加入出来ます。勿体ないということで加入せず30日経過した方は残念ながらお手元の端末では加入出来ませんが、加入した方ならキャリアを渡り歩いても補償は2年経つまで残ります。
破損、水没時の修理対応については
破損のみ 3400円+税
水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円
の費用で対応してもらえます。別途盗難紛失OPも加入することで盗難紛失時に見つからない場合は
iphoneを探すの設定を盗難紛失前から常に有効にしておくこと
盗難及び紛失中の端末がユーザーのApple IDと関連付けてあること
上記の点を満たしていれば11800円+税でリフレッシュ品を送ってもらえます。applecare+全体を通しての注意点は
補償購入後2年のみで再延長はなし
修理、盗難紛失時の補償込みで2年間で2回まで
となります。補償終了後は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。
その他無料オプション
mineoは独自の無料オプションが充実しておりメリットが多いものになっています。特徴的なものをいくつかあげていきます。
アンバサダー制度
他人に紹介することで紹介した人された人それぞれに特典を用意している紹介アンバサダー制度、他のmineoユーザーで詳しい方に相談できるサポートアンバサダー制度、共創アンバサダー制度等があります。特にちょっとした疑問や質問をカスタマーセンターにかけずとも他のまmineoユーザーにチャットやビデオ通話等で質問できるのは気軽に利用できて便利だなと筆者は感じました。
ゆずるね。
これも無料で参加できて規定日数を満たすと特典がもらえるサービスです。格安キャリアのネックとしてお昼の時間帯の混雑がUQmobileとYmobileを除けば大きな問題になっています。この問題に対してmineoは平日昼間の通信を譲り合う事前宣言をmineoアプリ上で行い、12時~13時の通信をメガバイト以下の通信量で抑えれば達成となるユーザー参加型の取り組みで乗り越えようとしています。特典も安く済ませようとする方に役立つ特典となっており
5回達成 100MBプレゼント
10回達成 達成翌月の23時~朝7時の通信がカウントフリー
15回達成 200MBプレゼント
20回達成 24時間だけ高速通信帯域を利用できるプレミアム1DAYパスプレゼント
と現状はなっています。積極的に参加したくなる魅力的な特典だと思いませんか?筆者なら参加すると思います。
パケットギフト
未だに格安キャリアで広がらない事の1つとしてユーザー間のデータ容量の譲り合いが挙げられます。mineoは他人同士でも無料でデータ容量を譲り合う事が可能な数少ない事業者です。1度に送れる量は9.9GBまでで送ったデータ容量は翌月末まで有効のようです。
パケットシェア
パケットギフトの考えを発展させた先にパケットシェアがあります。mineoユーザー同士であれば見ず知らずの人同士でも最大10人までのシェアグループを作成することができ、グループ内ユーザーの当月余ったデータ容量を翌月グループ内の全員で共有財産として利用が出来るようです。繰越期間は1ヵ月となるので延々と繰越は出来ないようになっているので注意が必要です。
フリータンク
mineoのユーザー同士の譲り合いの極致、それがフリータンクです。mineo側が用意したタンクに自身の余ったデータを入れるとそれを他の必要な人がもらって使う事が出来るという仕組みです。逆に自分も必要な時に貰うのも良いのでmineoを上手く活用すれば追加データ購入の必要があまりないのが魅力的です。一応の条件として
毎月21日~月末までのみ引き出し可能
月2回まで
最大月1GBまで
累計引き出し量>累計投入量のユーザーは月500MBまで
がありますが、正しい目的で利用するための些細な条件に過ぎませんので気にはならないと思います。
いかがでしたでしょうか?mineoはユーザー同士の相互扶助がこれでもかという程に充実しているので上手く活用すると基本料金のみで快適に使う事が無理なく可能な事業者です。時期によってはお得なキャンペーンもありますし、実店舗も存在するためアフターケアをおざなりにしてはいないので、筆者の感想としてこれからの厳しい競争にも勝ち残っていける事業者であると感じました。この記事を参考にされた方がmineoに加入した際は是非とも多種多様なユーザー同士の相互扶助に積極的に関わっていくことを願っています。
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