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執筆者の写真大樹 萩原

格安キャリアを分析する~LINE MOBILE編~

更新日:2020年6月29日

今回の記事ではLINE MOBILEについて分析していきます。LINEを中心に各種SNSでコミュニケーションをとる方にはイチオシの事業者です。

料金体系

LINEモバイルはSoftbankグループの格安キャリアの1つです。位置づけとしてはYmobileよりも永続的に安く、特定のSNSを使う方にはカウントフリープランも用意されているので該当のSNSをしっかり使う方にはデータ量を気にせず快適に利用できる独自の強みを持った事業者です。

LINEデータフリー 無料

LINEアプリ利用時の一部通信をユーザー側で何も設定することなくカウントフリーで利用できる無料の特典ですが、対象となる部分とならない部分があるので注意が必要です。

対象となる部分

  • トークでのテキスト、音声メッセージ、スタンプ、画像、その他ファイルの送受信

  • 音声通話、ビデオ通話

  • タイムラインの投稿、カメラ・リレーの利用および閲覧

  • 友達の閲覧、追加

  • ニュースのトップ画面、カテゴリ画面の閲覧

  • ウォレットのトップ画面の閲覧

  • スタンプ、着せ替えのダウンロード

  • アカウント設定

対象外となる部分

  • 外部リンクへの接続

  • グループ内Liveの利用

  • ニュース詳細の閲覧

  • スタンプショップの利用

  • 着せ替えショップの利用

  • LINE Pay、送金・コード支払いコードリーダー・請求書払い・LINEポイントの利用

  • オープンチャットの利用

  • LINEが提供する外部アプリ

LINEを利用するうえで基礎となる部分がカウントフリー、それ以外が対象外となっています。LINEでコミュニケーションをとる方には役立つ特典のはずです。

SNSデータフリー 月280円

対象サービス LINE・Twitter・Facebook

先程のLINEデータフリーにTwitterとFacebookが追加されたサービスです。カウントフリー対象の区分けがされているので下記に記載します。

Twitterの対象となる部分

  • ツイートの投稿、閲覧(画像・動画含む)

  • トレンド、モーメント、通知、メッセージの利用

  • プロフィール、設定とプライバシーの編集

  • WEBブラウザでのTwitter閲覧

対象外となる部分

  • 外部リンクへの接続

  • ツイートに含まれる外部動画サイトの閲覧

  • 公式アプリ以外の利用

  • ライブ動画の配信、閲覧

次はFacebookの区分けについて記載します。

Facebookの対象となる部分

  • フィードの閲覧、投稿(画像・動画含む)

  • リクエスト、お知らせ、その他の閲覧・利用

  • プロフィール、設定とプライバシーの閲覧、編集

  • WEBブラウザでのFacebook閲覧

対象外となる部分

  • 外部リンクへの接続

  • 投稿に含まれる外部動画サイトの閲覧

  • ライブ動画の配信・閲覧

  • Messengerの利用

TwitterおよびFacebookについても基本的な部分についてはカウントフリー、発展させた利用が対象外となっていますがその点を差し引いても非常に便利なサービスだといえます。

SNS音楽データフリー 月480円

対象サービス LINE・Twitter・Facebook・Instagram・LINE MUSIC

SNSデータフリープランにもう少し上乗せするとInstagramとLINE MUSICを対象に含めることが出来て、日本で普及しているSNSの大部分をカウントフリーにすることが出来る魅力的なプランとなっています。しかしInstagramとLINE MUSICにも対象となる部分と対象外の部分があるため理解が必要ですので下記に記載します。

Instagramの対象となる部分

  • タイムラインの閲覧、投稿(画像・動画含む)

  • ストーリーズの投稿、閲覧

  • 検索の利用(画像・動画含む)

  • アクティビティの利用

  • メッセージの利用

  • プロフィールの閲覧、編集

  • WEBブラウザでの閲覧

対象外となる部分

  • 外部リンクへの接続

  • ライブ動画の配信、閲覧

続きましてLINE MUSICについてです。

LINE MUSICの対象となる部分

  • ホーム、カテゴリ、検索、マイミュージックの利用

  • 音楽、音声の視聴

  • オフライン再生のための音源保存(楽曲のダウンロード)

対象外となる部分

  • ミュージックビデオの再生

InstagramとLINE MUSICについても基本的な部分とそうでない部分で区分けされていますが要点はおさえているので魅力的なサービスです。

通信品質

LINE MOBILEはSoftbank、au、docomoの大手キャリアの回線を網羅しています。通信速度の点では、Softbank回線を利用する事業者が多くないためエリア内であれば平常時・混雑時問わず安定して利用できると思います。ついでau回線が、残りのdocomo回線については利用している事業者の多さと母体のdocomoの契約回線の多さから混雑時は遅くなりがちだと思います。

サポート体制

LINEモバイルの注意点の1つとして契約業務のみを行える店舗は充実していますが、アフターフォローを行える拠点が現状ございません。WEBやカスタマーセンターでの相談のみとなるのでご理解のうえで利用してください。

端末保証

LINEモバイルは一部iPhoneおよびAndroid端末を自社で取り扱っており、各種端末保証を用意しているので取り上げていきます。

Android(LINEモバイル購入端末)

端末保証 月450円

LINEモバイルで端末購入時のみ同時加入が可能な端末保証となっています。盗難紛失は対象外のようですが、故障の際は年2回まで1回目5000円・2回目8000円で修理or交換をしてもらえるサービスです。注意点としてはこのサービスは保証期間が契約後3年間のみの提供となっており、3年経過後に自動廃止となるため長く利用する方は保証が終了してしまう可能性が出てくるのと、データの保全はユーザー自身で行う必要があるので理解したうえで契約してください。

iPhone(LINEモバイル購入端末)

LINEモバイルでは旧作の一部iPhoneを取り扱っていますが、Android購入時に加入できるような保証がなく正規販売事業者ではないためapplecare+に加入も出来ず基本的に無保証となります。該当の方は大事に端末を利用してください。

Android(他キャリア端末、SIMフリー)、iPhone(他キャリア端末)

持込端末保証 月500円

LINEモバイルでSIMのみ契約時に同時加入が可能な追加保証となります。盗難紛失は対象外のようですが、故障の際は上限50000円以内であれば年2回まで1回目5000円・2回目8000円で修理or交換をしてもらえるサービスです。50000円超過の場合は差額が実費請求となります。注意点として端末交換時に選ばれる端末が同一端末ではない可能性が高いという点です。LINEモバイルとしては高額なSIMフリー端末や新作のiPhoneなどは取り扱っていないため、それらのトラブルの際同OS内の旧端末になる可能性がありその後の利用に支障をきたす事も考えられます。もう1点はデータ保全はユーザー自身で行う必要があります。加入の際はこの点を踏まえて加入してください。

iPhone(SIMフリー)

applecare+ for iPhone

SIMフリーモデルは先に取りあげた持込端末保証に加入も可能ですが、せっかくSIMフリーのiPhoneを購入されるのであればapplecare+に加入する方がおススメです。applecare+は購入と同時かもしくは購入後30日以内に

  1. applestoreへ持ち込み所定の検査をパスする

  2. onlineで所定の検査をパスする

  3. テクニカルサポートに相談して検査をパスする

事で2年分の費用をまとめて払う一括契約で加入出来ます。勿体ないということで加入せず30日経過した方は残念ながらお手元の端末では加入出来ませんが、加入した方ならキャリアを渡り歩いても補償は2年経つまで残ります。

破損、水没時の修理対応については

  • 破損のみ 3400円+税

  • 水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円

の費用で対応してもらえます。別途盗難紛失OPも加入することで盗難紛失時に見つからない場合は

  1. iphoneを探すの設定を盗難紛失前から常に有効にしておくこと

  2. 盗難及び紛失中の端末がユーザーのApple IDと関連付けてあること

上記の点を満たしていれば11800円+税でリフレッシュ品を送ってもらえます。applecare+全体を通しての注意点は

  1. 補償購入後2年のみで再延長はなし

  2. 修理、盗難紛失時の補償込みで2年間で2回まで

となります。補償終了後は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。

その他無料オプション

LINEモバイルは自社コンテンツであるLINEを最大限に生かしたサービスが特徴的な事業者です。その中でいくつか気になった無料のサービスをとりあげていきたいと思います。

LINEポイント支払い

LINEの各種サービスを利用してLINEポイントが貯まったことがある方は多いはずです。しかし使い道に迷ってしまったり悩んでしまう方の場合、LINEモバイルを契約した後なら端末代金を除く月額利用料とユニバーサルサービス料にLINEポイントを充当することが出来ます。Softbankグループの特徴である自社コンテンツを生かしたメリットとなっており、出費が多い時などの帳尻合わせとしてもユーザーにはありがたいサービスとなっています。フィルタリングオプション

格安事業者の中でしっかりとしたフィルタリングサービスを提供している事業者は多くないなかで、しっかりとお子様の端末に制限をかけられるフィルタリングを無料で提供しているのはお子様に持たせやすくなる利点だと思います。


いかがでしたでしょうか?ただ安いだけではない独自の強みを有した事業者であり、その中でも大事になる部分に的を絞ってこの記事をまとめさせて頂きました。この記事が検討される際の参考になれば幸いです。



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