今回は格安キャリアの中の有力な会社の1つであるIIJmioについて分析していきます。多様なニーズを汲み取れるきめ細やかなプラン設定が特徴の会社です。
料金体系
基本料金プラン
eSIM
セット契約
グラフには載せなかった共通の基本料金として
通話30秒20円(専用アプリで半額)
家族間でも通話30秒16円(専用アプリ利用+ファミリー通話割引で最大60%OFF)
SMS70文字まで3円(最大670文字30円)
IIJひかりを利用すると基本料金から600円値引
が挙げられます。
ここからはIIJにしかない特徴をいくつかあげていきます。1つめがIIJで端末購入時のみ申し込めるエコプランです。エコプランの特徴として
データ容量を余らせるほど料金の値引きが入る
という他にはないメリットがあります。下記にリンクを貼っておきますので詳しくはそちらをご確認ください。
2つめの特徴は家族で1つのプランのデータ容量を共有できるという点です。ミニマムスタートプランとライトスタートプランは追加でもう1契約ぶら下がれますし、ファミリーシェアプランは9契約ぶら下がれます。ぶら下がる番号は音声通話ありなら1契約目の料金に
音声通話契約 700円
追加SIM利用料 400円
する事でもわざわざ2契約するよりも安く済みます。シェアについての注意点は契約者を全て同一にするのが前提のため、何かあった際の手続きを契約者が全て行う事が基本になるので時間に余裕のない方は名義を統一する前に相談して決めて下さい。確認用のリンクも貼っておきます。
3つめはeSIM契約です。eSIM契約は現状DOCOMO回線のみの提供でデータプランのみですがお使いの端末が
iPhone(2018年モデル以降)
GooglePixel4シリーズ
ならばキャリア購入の場合はSIMロック解除後、SIMフリーモデルなら初期状態で契約出来ます。元キャリアを辞めず且つSIMカードの入れ替えなしに1台のスマホに2契約目を追加できるのでお試し利用や大手キャリアのプランを最安値のままにしておくためなど様々な用途に活用できます。詳しくはリンクを添付しておきますのでそちらからもご確認ください。
通信品質
DOCOMO回線とau回線を利用していますが、速度に関しては大手キャリアのグループ会社ではなく独立した事業者のため、特にDOCOMO回線については混雑時に遅いと感じることがあるかもしれません。au回線については利用している事業者がそれほど多くないためau直轄のUQmobileよりは遅いと思いますが気にせず利用できるレベルのはずですが、au回線は3日間で6GBを超過すると通信制限が適用されるので大容量プランの方は注意してください。
サポート体制
IIJは現在アフターサポートが可能な拠点がありません。そのためトラブルにあった際は電話もしくはWEBでの申請や手続きが基本となります。プランに関してはきめ細やかな内容ですが、アフターサポートはユーザー自身で動かなくてはなりません。疎い方はご理解のうえご利用ください。
端末保証
他キャリア端末(IPhone、Android問わず)
つながる端末保証 月500円
以前もUQmobileを取りあげた際に紹介した保証なので見覚えのある方もいらっしゃると思います。IIJでSIMのみの契約を行う際のみ加入可能な追加保証となっており、トラブルの際有償修理もしくは有償交換対応を受けることが出来ます。盗難紛失は対象外ですしデータのバックアップはユーザー自身で行う必要がありますが、キャリアを変える際に利用中の端末に対しての保証は終了してしまうのでこの追加保証でリスクを減らすことが出来ます。
Android(IIJmio購入端末)
端末補償オプション 月380円or500円
この補償はIIJで端末も購入する方のみ同時加入が可能な延長補償となっています。先程のつながる端末保証とは違い、トラブル時に修理は行わず端末をリフレッシュ品と有償で交換してもらえる補償となります。盗難紛失は対象外で、データのバックアップはユーザー自身で行う必要があります。
iPhone(IIJmio購入端末)
IIJは中古iPhoneをラインナップに組み込んでいるキャリアですが中古品にはAppleCare+が加入できずつながる端末保証を適用するのも難しいので現状IIJで購入する中古品のiPhoneには補償を適用できないため取り扱いには注意してください。
iPhone(SIMフリーモデル)
applecare+ for iPhone
applecare+は購入と同時かもしくは購入後30日以内に
applestoreへ持ち込み所定の検査をパスする
onlineで所定の検査をパスする
テクニカルサポートに相談して検査をパスする
事で2年分の費用をまとめて払う一括契約で加入出来ます。勿体ないということで加入せず30日経過した方は残念ながらお手元の端末では加入出来ませんが、加入した方ならキャリアを渡り歩いても補償は2年経つまで残ります。
破損、水没時の修理対応については
破損のみ 3400円+税
水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円
の費用で対応してもらえます。別途盗難紛失OPも加入することで盗難紛失時に見つからない場合は
iphoneを探すの設定を盗難紛失前から常に有効にしておくこと
盗難及び紛失中の端末がユーザーのApple IDと関連付けてあること
上記の点を満たしていれば11800円+税でリフレッシュ品を送ってもらえます。applecare+全体を通しての注意点は
補償購入後2年のみで再延長はなし
修理、盗難紛失時の補償込みで2年間で2回まで
となります。補償終了後は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。
いかがでしたでしょうか?IIJmioは料金プランに関しては融通がきく会社ですが、窓口が契約時のみ応対可能な量販店しかなく実店舗を構えていないためアフターサポートは自己解決が基本となるメリットとデメリットがはっきりした会社だと思います。この記事がIIJmioを検討する方の参考になれば幸いです。
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